左脳・右脳と左利き・右利き

左脳・右脳と左利き・右利き

人間の外形は左右対称であるにも関わらず、時代や地域を問わず人類の大部分は右利きです(古代遺跡から発掘された斧は、右利き用に作られていました)。

以下の理由から赤ちゃんには左利きが多くいますが、成長するにつれて右利きになります。

  1. 母親は、赤ちゃんの頭が自分の心臓の傍に来るように抱く
  2. 赤ちゃんの右手は、母親の体側にあるので動かしにくい
  3. 赤ちゃんは、左手を使うようになる

木の上のサルが、一方の手で幹に捕まりながら他方の手で果実を取る場合、右手と左手をどう使うでしょうか。

手が滑って地面に落下したときのことを考えると、心臓を守らねばなりません。

左手で幹に捕まりながら右手で果実を取れば、手が滑って地面に落下しても心臓のある左半身が上になるので、生命の危険が少なくなります。

このようにして、次第に右利きが優勢になったものと思われます。

更に、言語が生まれていなかった時代には、原始人は身振り手振りで意思伝達を行っていました。

このとき、既に器用に動く右手が活発に使われ、右半身は左脳で制御されるので、左脳に言語野ができたのでしょう。

つまり、心臓が左半身にあるために、右利きが多くなり左脳が言語を司るようになるという身体機能の非対称性が生まれたのかもしれません。