記憶力の長期増強

記憶力の長期増強

シナプスがしっかりと結合して、脳内ホルモン(神経伝達物質)の伝達効率が上昇することを「長期増強 LTP (Long Term Potentiation)」といいます。

LTP は、1973 年に神経学者のブリスとレモが海馬を刺激することにより発見し、記憶の最も基本的な最小の過程とされました。

また、薬物で LTP を妨害すると、記憶障害が起きることが動物実験により確認されています。

LTP は、持続時間により 2 つに分けられます。

  • 持続時間が短い LTP
    • 短期記憶に対応
  • 持続時間が長い LTP
    • 長期記憶に対応

持続時間が長い LTP には、以下が必要です。

  • 蛋白質の合成
  • LTP の反復

LTP が起きるには一定の刺激が必要ですが、いくつかの条件下では弱い刺激でも LTP が起きます。

  • 興味があるとき
  • 喜怒哀楽などの感情を伴うとき
  • 既知のことに関連があるとき

記憶したい事柄に興味・感情・関連を絡ませれば、覚えやすくなります。